「あの人の爪はいつもきれい、それに比べて私の爪ったら・・・」と深爪にお悩みではありませんか?
深爪の原因はいろいろありますが、しっかりと原因に向き合って対処すれば解消できる悩みでもあるんです。
今回は、失敗しない深爪の治し方をご紹介します。深爪の原因や、それらへの対処法、病院に行った方が良い場合や、自分で治せる方法など、深爪矯正について徹底的にリサーチしました。
是非最後までお読みいただき、あなたの深爪の悩みを1日もはやく解消してくださいね!
どうして私の爪は深爪?深爪になるメカニズム
どうして人の爪は深爪になってしまうのでしょうか?ここではそのメカニズムを簡単に紹介します。
まずは以下の爪の写真をご覧ください。
深爪というのは、この写真の「ネイルベッド」(ピンクの部分)が極端に短い状態のことを言います。
実はこのネイルベッド、ハイポニキウムを傷つけると、どんどん短くなっていくのです。
ハイポニキウムとは爪の裏の皮膚との境目の部分です。
爪を切っているうちにハイポニキウムまで切ってしまったり、噛んだりむしり取ったりすることでハイポニキウムが傷つくと、ネイルベッドは伸びず、どんどん爪が短くなっていってしまいます。
これが進むと深爪の完成です。
引用元: 公益社団法人日本皮膚科学会
なお、こちらが私が自分で深爪を矯正したときの爪の変化です。
爪を切りすぎて深爪をしていたときと(頑張ってフリーエッジを伸ばした状態)、ジェルネイルで爪を伸ばした状態を保ち3か月経ったあとの写真です。
薬指の変化が一番顕著なのですが、ネイルベッドが長くなっているのがわかると思います。
このように、深爪を解消するためには、爪の切り過ぎなどでハイポニキウムを傷つけることなくちゃんと守り、ネイルベッドを伸ばしてあげることが大切なのです。
精神的なもの?クセ?深爪の原因を自己チェック!
そもそも、なぜ人は深爪になってしまうのでしょうか?そこで今回は深爪についてチェックリストをご用意!
まずはこのチェックリストでご自分の行動を思い返してみましょう。
深爪の原因①悪習慣によるもの
- 爪の白い部分がなくなるまで爪を切っている
- 無理なネイル施術によって爪にダメージを受けている
一つ目は悪習慣によるものです。
たとえば、爪の白い部分がなくなるまで爪を切ってしまえば、自分で深爪の状態を作り出してしまっているということ。
こういう方の中には、ピアニストやギタリスト、看護師や保育士など、爪を短くしなければならない職業についている人も多いでしょう。
また、ジェルネイルやスカルプチュアネイルを続けている人のうち、過度なサンディング(爪の表面を削る)によって爪に異常が起こり、爪甲剥離を起こして深爪状態になっている人もいます。
引用元: 公益社団法人日本皮膚科学会
これらについては、この習慣を断つことによって深爪を治すことが可能です。
深爪の原因②精神からくる悪習慣によるもの
- 爪を噛むクセがある
- 爪をむしり取るクセがある
- 1mmでも爪が伸びていると気持ち悪いと感じる
2つ目はメンタル面の不調からくる悪習慣によるものです。
無意識のうちに爪を噛んでしまったり、むしり取ってしまったりする人は、ただのクセの場合もあれば、精神的な不調からこのような行動を起こしている場合があります。
また、爪が伸びていることを極端に気持ち悪がり、1mmでも伸びていると切りたくて切りたくて仕方がなくなるという人も、メンタル面の不調が原因かもしれません。
ただのクセの場合は後述する方法で深爪を治せますが、その方法をとっても噛み癖が治らない場合は元となっているストレスを取り除くことが大切になります。
深爪の原因③病気によるもの
- 深爪以外に爪の色に異常がある
- 深爪以外に爪の形に異常がある
3つ目は病気によるものです。
たとえば、上述の爪甲剥離も一つの病気ですし、感染症により爪がもろくなって割れやすくなると深爪になったりもします。
深爪以外に、爪の色や形に異常を感じた場合は皮膚科を受診することをおススメします。
深爪の原因④うまれつきや季節変化による爪の状態によるもの
- 爪が薄く割れやすい
- 爪が乾燥すると割れやすい
4つ目は爪の状態によるものです。
生まれつき爪が薄かったり、秋冬になると爪が乾燥してしまう方は、爪が割れやすく、伸ばした状態が保てずに致し方なく深爪になってしまうことが多いようです。
こういった場合は、爪自体の乾燥を防ぎながら、爪を強化して、長さを保てるような工夫をする必要があります。
失敗しない!深爪の治し方5選
それでは、ここからは深爪の治し方について具体的にお伝えしていきますね。原因が何かによっても対処法が異なるので、自分に当てはまるところを重点的に読んでみてください。
深爪の治し方①病院で治す
1つ目は病院で治す方法です。
これは、爪に病変が見られる場合にとる対処法です。
深爪だけでなく、爪が黄色・白色・黒色など色に変調があったり、爪がぼろぼろと崩れ落ちてきたり、波打つようにぐにゃぐにゃと筋が入っている場合は、感染症や腫瘍、内臓疾患などの病気が原因になっているものも。
爪は病気のサインを見る一つの目安となります。なんだかいつもと違うなと感じたら、まずは皮膚科を受診しましょう。
深爪の治し方②メンタルの不調と向きあう
2つ目はメンタル面の不調と向き合うことです。
これは噛み癖やむしり癖のある方が取るべき対処法です。
噛み癖、むしり癖のある方でも、ただの習慣になっている場合もあるので、後述する対処法の④や⑤で改善するか一度チャレンジしてみましょう。
もしそれでも噛みたい!むしりたい!という衝動に駆られる場合は、メンタルになんらかの不調をきたしていることが考えられます。
自分がどのような時に噛んだり、むしってしまうのかを意識して1週間記録してみると、イライラやストレスとの関連性が見えてきますので、可能な限りそれらの原因をとり除くように行動してみましょう。
また、上司や職場のストレス、人間関係のストレスなど今すぐに解決しづらい問題の場合は、爪を噛むこと以外でそれを発散できないか検討してみましょう。あめやガムを噛むことで気持ちがおさまる人もいるようです。
深爪の治し方③爪を1mm残して切る
3つ目は爪の切り方に関するものです。
上記の病気やメンタルの不調に当てはまらない方は、まずは爪の切り方から変えてみましょう。
上述のとおり、深爪の解消のためにはハイポニキウムを守ることが大切です。よって、爪をぎりぎりまで切るのはおすすめできません。
1mm程度残して爪を切ることによって、ハイポニキウムへのダメージがなくなり、ちょっとずつネイルベッドが伸びてきます。
深爪の治し方④深爪矯正ネイルサロンに通う
4つ目は専門の深爪矯正ネイルサロンに通う方法です。
これは主に、噛み癖やむしり癖のある方にまずチャレンジしてもらいたい方法になります。
メンタル不調ではなく、ただの習慣で噛んだりむしったりしている場合、爪の上に補強材(おもにジェルやアクリルスカルプチュア)を乗せることで、悪習慣を抑制することができます。
爪の上に厚みのある物体を乗せるため、噛みづらく、むしりづらくなるという、非常に物理的なメカニズムですが、かなり多くの方がこれで矯正に成功しています。
ただし、1~2か月で治ることはほぼなく、半年~1年くらいの期間を想定して通う必要があります。
近くに矯正サロンがある方はそこに相談すれば親身になって計画を立ててくれるでしょう。
また、軽度の深爪の場合は、普通のネイルサロンでクリアのジェルを半年続けるだけでも、ネイルベッドが伸びることもあります。一度チャレンジしてみる価値はありますよ。
深爪の治し方⑤自分で補修・補強をする
近くにネイルサロンが無い場合は、自分で補修・補強をすることもできます。
具体的には、自爪を強くする美容液を使う方法と、自分でジェルネイルなどの補強材を装着する方法です。
もともとの爪が薄く弱いために、爪を長くしておくとすぐに割れてしまって伸ばせないという方は、自爪を補修する爪用の美容液セラムを使ってみましょう。乾燥している爪にも有効です。
また、比較的簡単にセルフで施術できるジェルネイルは、便利なキットがいろいろなメーカーから販売されているので、そのようなもので補強することも可能です。
美容液とジェルネイルは併用もできるので、自爪の健康を考えると両方使っていくのがベストですが、まずはどちらかだけでも始めてみると良いでしょう。
これだけは注意!セルフ深爪矯正をするときの注意点
セルフで深爪矯正をすることは可能ですが、いくつか注意点がありますので、以下のことはしっかり守りましょう。
- 爪に疾患がある場合は病気を治してから
- 極度の深爪&爪の変形がある場合は専門サロンへ
- ジェルネイルは品質重視で正しく使う
爪に疾患がある場合は病気を治してから
いわずもがなですが、美容液やジェルネイルは健康な爪に乗せるものなので、爪に疾患がある場合はいずれも付けてはいけません。
病気の場合は完治させてから、深爪の矯正を始めましょう。
極度の深爪&爪の変形がある場合は専門サロンへ
爪の長さが極度に短い(爪が指の先端に届かない)場合や、爪が波打つように変形している場合は、専門サロンでの施術をおすすめします。
上記のような場合、皮膚にジェルネイルがついてしまったり、衝撃に弱くすぐにジェルネイルがとれてしまったりして、セルフでの施術にデメリットが多いからです。
爪の表面がある程度なだらかになり、指の先端に爪が届くくらいまで回復すれば、セルフでの矯正が可能です。
ジェルネイルは品質重視で正しく使う
ジェルネイルでの矯正をする場合、あまり品質のよくないものを使用すると、逆に爪にダメージを与えてしまい、深爪が悪化することがあります。
5,000円程度で購入できる激安キットも多くありますが、できればジェルネイルの品質や機能にこだわっている安心のメーカーを選びましょう。
また、付け替えの頻度が高くなったり、間違った方法でオフすることも爪にダメージを与えますので、正しい方法で使うようにしましょう。
セルフ深爪矯正におススメのネイルグッズ3選
では、これからセルフで深爪矯正をしようという方に、ネイリストおすすめのネイルグッズをご紹介しますね。
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ネイルリペアセラム
2,000円定期価格通常価格メーカー機能2,000円2,500円佐藤製薬爪の乾燥、二枚爪、薄いなどの悩みをケア ♡こんな人におススメ♡・爪が薄くてすぐ割れてしまい伸ばせない人
・爪が乾燥してパキッと割れてしまう人
・二枚爪が引っかかり爪が割れてしまう人自爪に塗る美容液であるネイルリペアセラム。爪自体に浸透し、爪の構成成分であるケラチンの結びつきを強め、爪を補修する役割を持ちます。爪を長いまま保ちたいのに、ふとした瞬間に割れて伸ばせないという方に是非使ってほしい美容液です。ジェルネイル装着中でも使えるので、深爪矯正にはもってこいのアイテムなんです。 -
シャイニージェル 16Wライト付き ジェルネイルキット
10,450円定期価格通常価格メーカー機能–10,450円シャイニージェル弱酸性で爪に優しいセルフジェルネイルキット ♡こんな人におススメ♡・長持ちするジェルネイルで深爪矯正したい人
・爪に優しいジェルネイルで深爪矯正したい人
・簡単にオフできるジェルネイルがほしい人深爪矯正のためにセルフジェルネイルを始める方は、爪に優しいジェルネイルキットを使うことをおすすめします。シャイニージェルは肌のph値と同じ弱酸性のジェル。2週間しっかりと密着してくれる持ちの良さと、ぺろんと簡単にオフできる手軽さは、他のセルフジェルネイルキットにはない特長です。深爪矯正にはぴったりのジェルネイルキットなんです。
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シャイニーピュアオイル EX
1,500円定期価格通常価格メーカー機能–1,500円シャイニージェルスクワラン、ホホバなどの天然ピュアオイルで構成 ♡こんな人におススメ♡・天然植物オイル100%のオイルを使いたい方
・スポイトタイプで衛生的に使いたい方爪自体の補修も大切ですが、爪の製造工場である爪まわりの皮膚を保湿することも大変重要です。そこで使ってほしいのがネイルオイル(キューティクルオイル)です。ドラッグストアなどでも手軽に手に入るネイルオイルですが、シャイニージェルのピュアオイルは肌にすっとなじむ天然オイル100%でできているので、ささっと保湿したいときにとても便利。スポイトタイプなので衛生的に使えます。手全体にも使えるので、乾燥の季節はハンドクリーム代わりにもなりますよ。
上記の中でも、セルフ深爪矯正に最もおすすめなのが、ジェルネイルキットです。
付けた瞬間から、爪を補強し、噛みにくく、折れにくくすることで、ハイポニキウムを確実に守ることができるからです。
お仕事上ジェルネイルが難しい方は美容液で、そうでない方は是非ジェルネイルでセルフ深爪矯正を目指してみてください。
深爪矯正は一朝一夕にはならず!期間はどのくらいかかる?
いずれの対策をするにしても、深爪矯正は今日やって明日治るものではなく、少なくとも3か月以上、人によっては1年かかる人もいます。
ポイントは「継続したケアをすること」
矯正期間中にちょっとでもケアをお休みしてしまうと、また振り出しに戻ってしまうからです。
深爪の方は、自分の爪をコンプレックスに思っている方がとても多く、自分の手を見るのも嫌だとおっしゃる人がほとんどなのですが、美容液を塗ったり、ジェルネイルでつやつやの仕上がりにしたりすると、ちょっとずつ見た目が変わってきますし、それに伴って気分も上がってくるんです。
私も矯正のお手伝いをしたことがありますが、お客様の表情が来店のたびに明るくなっていくのがとってもうれしく、こっちまで感動してしまいました。
是非楽しみながらケアをし、あなたが持っている本来の美しい爪を目指して、長い目で継続してくださいね。